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■ ポスティング業界という業界■

私たちが行っているビジネス=ポスティング業は、ここ数年、だんだんと業界らしくなってきました。日本全国に 20年ほど前からポスティング業を開業する会社が増えてきました。それにともなって、ちゃんとした業界として発展していこうと考える人たちが増えてきました。それは、自分の会社のノウハウをオープンにして他社のノウハウも取り入れながら試行錯誤する取り組みでした。 当社も加盟している日本ポスティング協同組合が、最も歴史が古く、全国的な組織となっています。加盟会社は全国に100社近くになっています。


■ 配布組織担当者どおしの勉強会■

組合では、年に一度ほとんどすべての会社の経営者が集まる総会が開催されます。それ以外の月には、各地のブロック単位で担当者勉強会や加盟会社見学会などが開催されています。各社の悩みや問題点をオープンにして、解決策などをさぐっています。当社社員も、積極的に勉強会や見学会へ参加して、他社の取り組みを参考にさせてもらっています。井の中の蛙にならないように、常に他社と交流をもっていきたいと思います。
7月のある日、私も配布組織担当者の勉強会に参加しましたので、どのような話題で議論していたのかを報告したいと思います。



■ 各社の悩み■

その勉強会には、中部北陸地方の約10社のポスティング会社から20名ほどの配布組織担当者が集まっていました。事前に各社の悩みと問題点をアンケートで集めてありました。主なものをあげてみましょう。
❶新しい配布員さんが、1回やっただけで辞めてしまう。どうしたら、長く続けてもらえるだろうか?
❷新しい配布員さんへ、配布の方法をどうやって説明し教えたらよいか?配布期間の重要性、地図の見方、チラシのセットの仕方、終了報告の方法、住民に何か聞かれたときの対応、など。
❸配布禁止の家に、まちがえて入れてしまうことが多くなっているが、どのようにしたら徹底できるのか?
❹長く続けてくれている配布員さんへのねぎらいや表彰制度をどのようにしたら良いか?
❺高齢化にともない、どう考えてもポスティングが無理な方へ契約終了をどのように告げたら良いか?
❻配布員さんが十分に集まらない、どのように募集したら良いのか?
❼無理難題を振りかけてくるハードクレーマーへは、どのように対応したら良いか?


■永遠の課題かも知れない■

実は、これらの悩みは、ほとんどが20年まえから同じなのです。
つまり、決定的な解決策は存在しないのです。しいて言えば、
❺❻❼あたりが、ここ数年で大きな課題になっています。しかし、
各社のユニークな取り組みを聞くことができ、大変参考になります。たとえば、「❻配布員さんが十分に集まらない、どのように募集したら良いか?」では、現役配布員さんが、他の人を紹介したら1000円の紹介料を支払うとか、自治会長さんなど地域の役員に紹介を頼む、平日の公園で子供を遊ばせているお母さんへ直接アタックする、1軒1軒ピンポン鳴らしながら配布員の勧誘をする、・・・など各社涙ぐましい努力をされていることが分かりました。


■ どのビジネスにも業界団体がある■

先日、あるポスティング会社のA社長さんと話をする機会がありました。A社長は、元々別のビジネス業界にいた人で、その業界でも協同組合などの業界団体に所属していろんな活動をしていました。A社長は、ポスティング業界に入って驚きの連続だと言って、熱く語ってくれました。
「まず、勉強会と称して同業他社のノウハウを教えてくれるのには、びっくりしました。他の業界では自社の手の内を明かすなんてことはまずありません。そのうえ、皆さん仲が良いのにはびっくりです。他の業界団体では、常にお客様からの受注合戦する敵どおしなので、表面上だけの付き合いになってしまいます。」


■ こんなにオープンな業界はない!■

A社長の話は続きます。「これだけ情報をオープンしてお互いが切磋琢磨している業界団体を見たことがありません。きっと、このポスティング業界はこれからの世の中で必要とされて、もっと発展していくことでしょう。」
なんとも力づよい意見を述べられていました。私は、ポスティング業界しか知らないので、こんなものかなと思ってしまいますが、勉強会や同業の会社見学がこれほど貴重なことだとは、思いませんでした。さらにA社長は、ポスティング業界は、クレーム件数が少ないともおっしゃっていました。これにもびっくりしてしまいました。


■ ポスティング業界の未来は明るい■

ポスティング業界は、まだ新しい業界です。世間の認知度も低いのですが、業界全体が情報オープンでお互いに切磋琢磨して発展していることは、大変誇らしいことです。この業界の未来は、明るいなと感じてしまいました。現場で日々働いている人は、別の意見もあると思いますが、業界全体はこのような業界であることを覚えておいてもらえればと思います。皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。




 2019年7月22日現在 (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文