そんな今年の9月は、私にとってお葬式の連続でした。まず、隣近所のおじさんが亡くなりした。そのあと、会社 の近くのおじさんが亡くなりました。そのあと親戚のおじさんが亡くなりました。高齢のおじさんばかりでしたの で、ある意味天命を全うしたそれぞれの人生でした。しかし、3つのお葬式が1週間のうちにやってきたので、私 は会社に喪服を用意して、仕事の合間にお葬式に出かけることになりました。 「いえ」としてのつながりが多い地方では、男性のお葬式では、いわばその家の相続が発生することになります。 お葬式で悲しんでいる間もなく、相続関係の皆さんが集まって、遺産相続分割協議が開かれ、合意書を結んで法律 的にも相続が進みます。相続は、ある意味、故人の名前をこの世の中から消していく作業になります。しかし、そ のような経験は一生のうちに何回も経験することではないので、なかなかスムーズにいかないことも多々あります。