まかせて通信226号2009.12.15発行
※まかせて○○は、(有)ペーパーシャワーズの登録商標です。(特許庁 登録第4623103号)

■ 我が家に外国人泊まった ■

私は、4年ほどまえから、長野県の小さな地方都市に住んでいます。市の中心部からくるまで30分ほどかかる農村地帯です。新宿から高速バスで最寄りのバス停まで4時間かかり運賃は約4000円かかりますが、そのバス停から私の家までタクシーに乗ると5000円かかります。
もちろん、当社のポスティング事業の対応エリア外です。まわりの道では、よく狸がくるまにひかれて死んでいます。そんな田舎です。
この田舎の我が家に今年、外国人が2組泊まりに来ました。1人目は春にスウェーデン人の青年で、2人目は真夏にスリランカ人の親子でした。スウェーデン人もスリランカ人も、初めて出会う人でいままでの私の人生で一度もその国のことや人を考えたり、興味をもったことがありませんでした。しいて言えば、若いころよく聞いていたABBAというミュージックグループは、スウェーデン出身だったような気がします。そのくらいの接点しかありません。


■ 30年前の中国人以来だった■

私が大学生のころ、おなじ下宿に泊まっていた中国の国費留学生のO君を正月に誘って私の家に連れてきたことがありましたが、それ以来の外国人の来宅でした。30年前、亡き父はその中国人を連れて山に木を伐りだしに行ったり、長芋堀りを体験させたりと張り切って接待していたことを思い出しました。
30年たって、今度は私の息子が、専門学校時代の友人であるスウェーデン人を誘って連れてきたのでした。日本のアニメが大好きな青年で、現在はストックホルムの地下鉄の運転手として働いているのですが、お金をためては日本に遊びに来ているようでした。
父としてどのように対応すればよいか、迷いましたが、普段通りの日本の農村地帯の生活を見てもらいました。軽トラに乗ってドライブしたり、記念に桜の木の植樹をしたりしました。


■ スリランカ人の親子■

真夏のスリランカ人の親子は、わたしの妻の仕事の関係で泊まりにきた人でした。父(20代)と2歳の男の子は、滞在中、我が家のまわりをよく歩いていました。私の隣の家の90歳のおばあちゃんにも話しかけて、会話したそうです。おばあちゃんが後日喜んで報告してくれました。肌の黒い親子が日本の農村地帯を歩いている風景は、そうあるものではありません。
父は、普段はスリランカの海岸の町でサーフィンのインストラクターをしている方でした


■ 2組の外国人に共通すること ■

さて、この2組の外国人に共通することはなんだろうと最近考えることがありました。ある意味、世界を股にかけて行動している人たちです。どうして、そんなお金や時間があるのかと下世話なことを考えてしまいます。2組とも好きなこと、必要なことのためには、どこにでも行ってだれとでも話せる人たちのようでした。つまり、コミュニケーション能力が非常に高い人たちだったなと後で気づきました。


■コミュニケーション能力って何だろう!■

コミュニケーション能力って何のことでしょう。2組とも片言の日本語が話せましたが、決して日本語がうまいとか、何か国語が話せるということではありません。私が考えるに、
① 自分からあいさつができる ②他人に話しかけることができる ③相手に興味と関心をもって質問することができる ④共通の話題を見つけて会話を拡散できる ⑤基本的に礼儀正しい・・・
との結論に至りました。
そして、もう一度、この人に会って話してみたいと思わせるものが、コミュニケーション能力の高さの指標のように思えてきました。私は、あのスウエーデン人やスリランカ人にもう一度会って話してみたいと思っています。逆に、彼らに、もう二度と私と会いたくないと思われたら、私のコミュニケーション能力が低いということになってしまいます。


■ 当社社員もコミュニケーション能力を磨いています■

この通信では、先月号では、手配師の現場での出来事、先々月号では、営業マンの現場での出来事を取り上げました。その内容は、突き詰めて言うと、コミュニケーション物語のようなものです。事業(商売)を成長させるためには、人を採用し、人と仕事で関わり、人と対話していかなければいけません。当社社員は、仕事上でのコミュニケーション物語を、月に一度会議という場で発表しあっているのです。その物語に、感化されて気づきがあり、また自分の職場に戻った時に、結果的に以前よりコミュニケーション能力が高まっていることが多いのです。
そして、配布員の皆さんにあの手配師ともう一度話をしたい、とか、お客様にあの営業マンともう一度話をしたいと思ってくれたら、大成功と言えます。


■コミュニケーション能力と人間力の向上■

異文化の外国人のことを取り上げるまでもなく、日本人どおしでもコミュニケーション能力を高めていくことが、自分の人生を豊かに生き、地域社会でも信頼される人間として、人間力をアップできることでしょう。
先日、隣の家の娘さんから、「うちのおばあちゃん、90歳になっても毎日、日記をつけているのよ」と教えてくれました。
多分、我が家に泊まったあのスリランカ人の青年は、もう一度私の家の隣の90歳のおばあちゃんに会いたがっているでしょう。好奇心旺盛で毎日の日記をつけている隣のおばあちゃんの人間力は、年をとってますますアップしています。皆さんの身近なところにコミュニケーション能力の達人がいるかも知れません。
私もがんばらなければ・・・・。




 2017年10月20日現在 (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文

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