※まかせて○○は、(株)ペーパーシャワーズの登録商標です。(特許庁 登録第4623103号)

■セプテンバーレイン■

セプテンバーレインとは良く言ったもので、9月は雨が多い月です。台風もやってきます。そのうえ、残暑が厳しい日もあり ます。配布員のみなさんも、天気予報と首ったけでいつどの時間で、配布に出ようかと考えているのではないでしょう か?農家の皆さんも、稲刈りの日程や果実の収穫の見極めに、やきもきしていることでしょう。 私がポスティング業を創業したころに、地元銀行の支店長が言ってくれたことばがずっと残っています。 「村松さん、天候を気にするビジネスは、なくなることがないから、がんばりなさい。」 この言葉にどれだけ励まされてきたことかと、思います。


■お葬式ばかりの一週間■

そんな今年の9月は、私にとってお葬式の連続でした。まず、隣近所のおじさんが亡くなりした。そのあと、会社 の近くのおじさんが亡くなりました。そのあと親戚のおじさんが亡くなりました。高齢のおじさんばかりでしたの で、ある意味天命を全うしたそれぞれの人生でした。しかし、3つのお葬式が1週間のうちにやってきたので、私 は会社に喪服を用意して、仕事の合間にお葬式に出かけることになりました。 「いえ」としてのつながりが多い地方では、男性のお葬式では、いわばその家の相続が発生することになります。 お葬式で悲しんでいる間もなく、相続関係の皆さんが集まって、遺産相続分割協議が開かれ、合意書を結んで法律 的にも相続が進みます。相続は、ある意味、故人の名前をこの世の中から消していく作業になります。しかし、そ のような経験は一生のうちに何回も経験することではないので、なかなかスムーズにいかないことも多々あります。


■ポスティング業界の事業継承問題■

ポスティング業界は、比較的新しい業界です。まず、1980年代から1990年代の宅配型フリーペーパーの全盛期があり、 そのころに創業した会社が創業40年~50年を迎えています。その後、2000年代を境にして、純粋なポスティング会社の 設立ラッシュがありました。当社もその中のひとつになります。その後も、ポスティング会社の設立は続き、2015年ころにも設立ラッシュ時期が訪れています。首都圏・関西圏などの都市部では、ポスティング会社があふれている状況です。 これらのポスティング会社にも一気に事業承継の問題が持ち上がっています。家でいえば相続です。


■それぞれの事業承継■

東京のある会社は、何回かの事業承継の試行錯誤の後、全国規模の物流会社が M&A(企業買収)にて承継することになりました。関西地方のある会社は、創業社長の2人いる息子のうちの次男が継ぎました。 中部地方のある会社は、創業社長急死をうけて急遽医療関係の娘さんが 継ぎました。いずれも、そこで働く社員にとっては、いままで通り働く場が残っただけでもありがたいことのはずですが、新社長との折り合いが悪く 辞めていく社員もおりました。 事業承継ができなければ、売却、廃業、清算などの道を選ぶしかありません。


■配布員さんの継承、配布エリアの相続?■

ちょっと、話は飛びますが、当社の配布員さんが「今月で辞めます」と言ってくると、当社ではその配布員さんの配ってい たエリアの継承を考えなくてはなりません。配布エリアの相続?です。これらの作業を担っているのが、当社の社員であり、 手配師と呼ばれる役の仕事になります。ポスティング会社にとって仕事が存属するということは、常にこのような配布員さんの継承・配布エリアの相続?の問題と向き合い、仕事がスムーズに進むように努めなくてはなりません。


■家の継承と、会社の継承■

よく「あの家は、200年続いているよ。」と言われるような家は、農家であることが多いものです。農家の人は、常に天気を 気にしています。また、農業は、3世代家族で一緒に住み、ノウハウを継承していく家業です。果樹農家などでは、あのリンゴの木はおじいさんが植えた木だよ、と言ったりします。会社でも「あの会社は、創立200年だそうよ。」というような会社 は、ファミリービジネスとして創業一族で経営していたりします。家も会社も続いているものに対する尊敬や信頼の度合いは大変高いものになります。


■人の人生より長いものに対する憧れがある■

いくら長寿社会となったとしても、人の人生はたかだか70年や80年です。だからこそ、人は人生よりも長く続くものに対する憧れがあるのかも知れません。家もそうですし、会社もそうです。家としての世界最長のものは、 日本の天皇家とよく言われます。会社でも100年、200年、300年と長くつづいている会社が世界で一番多 いのが日本のようです。だから、世界から日本の皇族やファミリービジネスが驚異の目で見られているのでしょう。


■天気予報をいつも気にする会社にしましょう。■

人と人が出会ったとき、またメールでのやりとりの1行目の文章が、 天候に関することが多いのはなぜでしょうか?「今日は、いい天気で すねぇ。」「雨が続いて蒸しますねぇ。」「台風の影響はいかがで しょうか?」これらは、人と人とのコミュニケーションをスムーズ にするあいさつことばです。人間関係を構築するためにも、天気予 報を毎日見て、あいさつに活かしていきましょう。 なぜなら、天気を気にする会社は、続きますから。


2022年59月20日現在 (株)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文