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■人と人との会話についての事例■

今号では、最近、人と人との会話について、私の身のまわりで起きたことや聞いたことをまとめたいと思います。コロナ禍で、人と人が会って話すことが悪いことのような風潮になってきていますが、もしかしたら現実はもっと先に進んでいるかもしれません。。


■1週間だれともしゃべってない!■

先日、同じ集落の60代の男性と話す機会がありました。ずっと独身をとおしてきて、長らく母親と2人ぐらしでしたが、2年ほど前にお母さまも亡くなり、いまは1人暮らしです。まだ正社員としてリサイクル工場で働いています。
「いやー、久しぶりに人ときちんと話したなぁ」「えっっ!どういうこと?」「会社でもほぼ機械を相手に作業しているので、会話もないし、家に帰ってもだれもいないので、話すことないんだよね」「趣味とかないんですか?」「パチンコへ行くくらいかな。だんだんといろんなことが、面倒くさくなってね。俺って、ボケるの早いかも。」「近くに親戚とか知人は?」「あぁ、妹が隣町に嫁いでいるけど・・・」
地域の会合も少なくなり、祭りもなくなり、1週間だれとも話さず、これから大丈夫かなぁと心配になってしまいました。


■ペットとの会話だった■

ある知人の家に行ったときのこと。その家は、70代の夫婦と、90代の大おばあさん
の3人ぐらしでした。70代の奥さんの声が家の中からも外に聞こえてきました。楽し
そうに誰かとしゃべっていました。玄関でピンポンを押して、届け物を渡したついで
に、聞いてみました。「さっき、楽しそうに話をしていたのは誰ですか?」「あぁ、猫の
チーちゃんだよ。」「えっつ、人じゃなかったんですね、てっきり楽しそうだったんで・・・」
どうやら、こちらの奥さんの普段からの話し相手は猫だったようです。いま、ステイホームで世の中は空前のペットブームです。猫や犬を溺愛している人にどうしてそんなに可愛がることができるんですか?と聞いてみると、「だって、動物は裏切らないから」という回答を聴くことが多くあります。裏返すと、人は誰かに裏切られて傷ついた経験から、ペットを飼って会話している人が多いような気がします。


■仕事の指示や報告はすべてLINEで!■

当社社員の奥さんが、パートででていた飲食店の話です。大きなショッピングセンターに入っているビュフェ料理のお店でしたが、店長がパートさんへの指示や報告をすべてSNSのLINEでやりとりしていたということです。目の前にいても、今しゃべったことをLINEで送ってくれ!と言われるありさまでした。朝礼もあいさつも連絡事項もすべて
LINEだったそうです。不思議なもので、LINEをチェックしたかどうかで店員どおしの人間関係も、ぎすぎすしてきたそうです。昨年、コロナが広がったころに、そのお店は真っ先につぶれてしまいました。当社社員の奥さんも、新たな職場を探すことになってしまいましたが、ちょうどもっと人間的な職場を探していたので、いいきっかけになったそうです。
コロナ禍の世の中になり、回転寿しなどでも注文はすべてタブレットで、とか、コンビニやスーパーでも支払いはATMのような機械に現金やカードをいれて決済するようなケースが多くなりました。いろんなお店で、店員さんとお客さんが接する機会が、だんだんと減ってきています。それがいいことだという世の中になってきました。


■今をときめく外資系太陽光発電関連企業には電話がない・・・■

今をときめく外資系太陽光発電関連企業のオフィスの話を聞きました。その会社には、電話は1本もなく、顧客とのやりとりは、すべてメールやSNSで行います。オフィスの中は、異常な静けさで、カタカタとコンピュータのキーボードをたたく音しかしないそうです。それで商売ができる時代になったようです。
考えてみると、車で走っているときにみる野立て看板や駅の看板にも、最近は電話番号が入っていないものが多くなりました。また、企業のホームページを見ても、問い合わせのメールアドレスはあるのに、電話番号を見つけるのが大変になりました。ほとんどが、メール対応しかしていません。今後、営業マンの名刺にも電話番号が載らなくなる可能性があります。そもそも、人と人が出会うときの挨拶や名刺交換自体が、古い風習と言われて不要になるかも知れません。



■ペッパーの生産終了■

ソフトバンクが開発・販売していた、人型ロボット「ペッパー」の生産停止が決まった
とニュースになっていました。6年ほど前、会話するロボットとして注目を集めてい
ましたが、会話がうまくつながらない、故障が多いなどの理由で広がっていません
でした。いまでは、ほとんど見ることもなくなってしまいました。
人間どおしの会話に代わるコンピュータの会話もまだまだ発展途上ということでしょうか?



■会話量減少注意報・発令!■

夫婦間、親子間、職場(上司・部下)、店頭、さまざまな社会の場面で、会話量が減少傾向にあります。コロナ禍でその傾向がますます進みました。人は、他人の言葉に傷つき、またあるときは不用意に他人を傷つけながら成長していくものだと思っていましたが、そんなのんきなことも言えない世の中になりました。



■ 当社の手配師は、会話が楽しいと思えるひとばかりでした。■■

当社では、配布員のみなさんとの窓口を勤める事務員を「手配師」という名称で呼んでいます。先日、手配師ミーティングというのがありました。各地のまかせてグループの手配師が集まり、情報交換していますが、ほぼ全員が言っていたことが象徴的でした。
いわく、「この仕事の楽しいところは、いろんな配布員の方々との会話です。」
手配師の皆さんが、人と人との会話こそ、自分の強みであり、仕事のやりがいになっているというのを聞いて、私は大変うれしく思い、また誇りに思えました。このような仕事が、将来無くなるはずはないと思えてきました。会話を大事にする会社にしなければならないと、自分に言い聞かせました。
配布員の皆さん、だれかとお話したくなったら、チラシを受け取りに来る際に、また地図をもって報告にくる際に、ぜひ当社手配師とじっくりと会話を楽しんでいってください。ただし、ポスティングの仕事の話ですよ。待っていますよ。



2021年57月16日現在 (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文