※まかせて○○は、(有)ペーパーシャワーズの登録商標です。(特許庁 登録第4623103号)

■ コントロールできることとできないこと■

世の中には自分でコントロールできることとできないことがあります。例えば、今日の夕食に何を食べようかと決 めることはコントロールできます。しかし、昨日の夕食でとんかつ定食を食べたという事実をいまから変えること はできません。よく言われる格言に「過去と他人は変えることはできないが、自分と未来は変えることができる」 という言葉もあります。コントロールできないことには、素直に従うしかありません。 天気は、人間の力でどうしようもコントロールすることはできないもっとも身近なことです。私たちポスティング する者にとって、毎日の天気は大事な仕事上の要因です。雨や風が強ければ、一気にポスティングする意欲をそが れることになります。配布枚数も伸びません。昨夏のような猛暑ですと、すでに命の危険すら感じることもありま す。


■ 雨が降るまえに頭痛がひどくなる人の話■

ある経営者の講演会で、「雨が降るまえに頭痛がひどくなる人の話」を聞きました。40 代の男性サラリーマンの Aさんは、雨が降る前に必ずひどい頭痛に襲われて悩んでいました。頭痛がひどくなると、その数時間後には、か ならず降雨があるので、同僚からは「おまえの頭痛は天気予報より正確だ」と冗談で言われるほどでした。仕事に も影響がでてきたので、お医者さんに行って薬を処方されましたが、それでも治らず、Aさんはもうあきらめてい ました■健康の為もありますが初孫ができて孫の為に使えるお金が多少でもあれば良いかなと思って(佐久) ■意地が ある限りやりたい(甲府) ■父と母の介護をしています。自由に時間を選べるのは私にとって幸せです。(甲府) ■家族の為(甲府) ■70才になるにあたり家にいることが多くなるなかポスティングを続けていることが生活の張 りになり終了後手配師の方が次回受けていただけますかにハイと答えることが日常になっていった(甲府)
■①旅行代金②孫におこずかいと③食物代に当てるためです。(長野) ■配布を始めて1年以上が経ち、ポスティ ングのコツなどもわかってきました。今は3地域配っていて量的にもちょうどいいです。時々ピンチヒッターで他地区 を配りますが、それもマンネリ化防止になり、新鮮な気持ちで仕事ができます。1週間の予定、1日のスケジュール も配布を軸にしてたてやすくなりました。(長野)

 


■デパートの営業部長だった■

Aさんが、ある時この講師のもとを訪ね、雑談で雨が降る前に頭痛がひどくなることを告げました。講師「あなた の仕事は何ですか?」Aさん「デパートの営業部長をしてます」講師「もしかして、雨が降ると仕事になにかいや なことでも起きるのではないですか?」Aさん「えっつ!」 Aさんは、思いあたるふしがありました。デパートの売上は雨になると来店数 が減り、売り上げが減ることが通例でした。玄関にたって「今日も売り上げが 落ちるな!」と佇んでいることが多かったそうです。そのうえ、来客が傘のし ずくを落として店内を歩くので、そのあとの掃除が大変でした。雨が降り出す と入口近くの商品を移動させたりする作業もAさんには苦になっていました。 つまり、Aさんにとって「雨」=「悪」であり、いいことは何もないのでした


■朝礼で話したこと■

Aさんは、この講師との会話で気付かされました。雨が降りそうなある日、各フロアーの店員さんたちを前に朝礼す る機会がありました。そこで、Aさんは次のような話をしました。
「今日は午後から雨が降る予報です。通常ですと、来店数が減って売り上げが減るパターンです。いつもより来店数 が減るということは、それだけおひとりおひとりへの接客が丁寧にできるということです。雨の中をわざわざ当店に お越しいただいたお客様に、ご要望をお聞きしてお客様にあった最適な商品をご提案してください。今日は、いつに も増して笑顔で接客していきましょう。」この朝礼を聞いた店員も、普段の営業部長とは違うなと直感的に思いました。 Aさんは、雨が降り出したら時間が許す限り玄関に立ち、「足元が悪い中、ご来店ありがとうございます」と頭を下げ ながら、傘を入れるビニール袋を一人一人に手渡していきました。


■ 不思議と頭痛が治った■

朝礼のあった日、店員の皆さんの声掛けも明るく丁寧な接客ができたため、雨の日とは思えないほどの売上があが りました。それからしばらくして、Aさんの雨が降る前に頭痛がおきる現象は、すっかり治ったそうです。講師は、 Aさんはコントロールのできない天気を味方につけることができました、と言っていました。


■ 仕出し弁当屋さんも天気に左右される商売だった■

講師の話は、続きます。私たちは、運動会や地区の行事の際に仕出し弁当屋さんに大量に弁当を発注することがあ ります。その際、雨でイベントが中止になっても弁当屋さんの仕入れの問題もあるので、弁当は買い取らなければ ならないものです。前日(または前々日)の何時まででないとキャンセルは受け付けないというのが、業界の通例 です。 北陸地方のB寿司店は、10年ほど前からイベントが当日雨でキャンセルになり、弁当が不要になってもキャンセ ル料をもらわず注文をキャンセルできるとしました。天気が悪くてイベントが中止されて弁当が不要になるのは、 誰のせいでもないと考えたのでした。 しかし、前の晩から仕込んで作ってしまった弁当が残るという事実はありました。そこで、社長含め必死になって 他の販売方法を開拓し、駅弁など別のルートで販売するように対応していました。B寿司店の対応は、評判を呼び、 多くの地元の団体、お客様がイベントの際に注文するようになりました。いまでは、B寿司店の弁当は東京駅構内 でも販売される評判の弁当になりました。最近、地元に大きな弁当工場を新設したそうです。


■ ポスティングと天気はどうなんだろう!■

毎日、天気予報が気になって、一喜一憂している配布員さんも多いと思います。ポスティング業では、天気との関 わりをどのように考えたら良いのでしょうか?私は、少なくとも、天気を理由にして、できない言い訳や見苦しい ことは止めようと思います。天気は、私たちがコントロールできないものでの最たるものです。そうなら、素直に 従うしかありません。少しでも何か事前に準備できること、対応できることがあればすべて行ったうえで、配布当 日を迎えましょう。 講師の話は、続きます。「世の中に一方通行で物事が動くことはありません。必ず、働きかけたことには逆の方向 にリターンがあります。ですから、あなたが普段から天気に従順に対応していると、気のほうからあなたにとっ てここ一番という大切なときに、最高の天気にしてくれます。多分、皆さんにもそのようなご経験があると思いま す。皆さんの行っているビジネスが、天気といい関係を作れますように願っています。」と最後を締めくくられま した。

私は、この講演会を聞いたあと、なぜかわくわくしてきたことを思い出しました。ポスティング業において、天 気を味方につけることとはどのようなことだろうか?いまでも、考えています。念のため付け加えておきますが、 頭が痛いわけではありません。




 2019年4月15日現在 (有)ペーパー・シャワーズ 代表取締役 村松昭文